
観光の力で町を元気にしたい!
美浜町は和歌山県で2番目に小さい町ながら「和歌山の朝日・夕陽100選」にも選ばれた「煙樹ヶ浜」をはじめ美しい自然があり、カナダ移民の深い歴史も残る魅力的な町。しかしながら、現在65歳以上が町の60%を超える少子高齢化が進み、人口減少という課題に直面している町でもあります。
この現状を観光の力でどうにかできないか…。地域に賑わいを創出したい!
そこで思いついたのが、美浜町の特産品「伊勢海老」を使ったご当地ラーメン開発。2022年8月 京都外国語大学の地域貢献プログラムの一環として、プロジェクトが始まりました。2023年度は、前年度の先輩方の企画を引き継ぐ形で、2023年度メンバーで「伊勢海老ラーメン」の事業実現に向けて本格的に取り組み始めました。
京都と和歌山という離れた場所での、役場や地域の方々の協力を得ながらリモートでの定期的なミーティングを通して試行錯誤を重ね、約半年間でラーメンのコンセプト、レシピ、価格、店名、器やれんげのデザイン、広報、クラウドファンディングの実施など、運営体制を整えていきました。
そしてついに、2023年8月には、三尾の魅力をたくさん詰め込んだ「みおラーメン」が完成。同年9月2日、3日に三尾にある食堂「すてぶすとん」をお借りして、限定オープンをしました。その結果、オープンして間もなく予定数を完売。プレオープンと合わせて3日間の限定販売で合計150杯のみおラーメンをお客様に届けることができました。地域の新聞各社が、私たちの活動を取り上げてくださったおかげもあり、地域でもかつて無いほどの大盛況という結果になりました。
店名 麺と向かって『みお』
面と向かう
ラーメンを通して三尾に向き合う
「ラーメンを通して三尾の魅力を知ってもらえますように!!」
ロゴ
- 白ライン(美浜の綺麗な浜をイメージ)が左上に3本、海老の尾に1本入っている→「三尾」
- 海老の形が美浜町の→「美」
- 海老の足がカタカナの→ 「ミ」
- 色んな「み」がある→みはま、みお、みそ、魅力

- 海老の中にkufs→Kyoto University of Foreign Studies (KUFS) 京都外国語大学
- 丸の形にすることでたくさんの縁がめぐりめぐって美浜町三尾地区に訪れますようにという想いを込めて。
店舗 DIY
2024年 8月から、三尾にて実店舗オープンに向けた古民家リノベーションがスタート。伊藤ともひささんをはじめTEAMクラプトンのサポートのもと、DIYで一から店舗を作り上げました。空き家が多い三尾で、3回のDIY ワークショップを開催。思い出の詰まった店舗にしたいという願いを込め、地域から遠方の方まで老若男女問わずたくさんの方にお手伝いいただきました。

実店舗オープン!
2025年4月、ついに世界に一つだけの「麺と向かってみお」店舗が完成。廃材になるはずだった木材を使用したり、三尾の海辺をイメージした砂浜カウンターなど、とてもユニークでお洒落な内装に仕上がっています。現在、週末営業中です。月1和歌山市屋台出店もおこなっています。
移民の歴史を通したカナダとの繋がり
三尾は、明治時代に多くの若者が太平洋を渡り、カナダへ出稼ぎ移民を多数輩出した歴史を持っています。2023年10月に行われた「和歌山県県人会世界大会」では、カナダから三尾にルーツを持つ約70名が来日。夜の食事会ではみおラーメンを提供させていただき、応援してくださる方が海を超えてカナダにも増えました。その繋がりから、2024年8月には、カナダの大学にてみおラーメンをご提供させていただきました!私たち学生は、英語のポスターやチラシ作り、SNS発信などでお手伝いさせていただきました。 時が経つにつれて移民や血縁の方は増えていく反面、カナダと三尾つながりは薄くなっていく部分もありますが、また関係性や繋がりが強くしていくきっかけに、みおラーメンがなっていきたいと思っています。
大阪関西万博・カナダパビリオンにてイベント
9月13日に、大阪関西万博・カナダパビリオンにてみおラーメンイベントをさせていただきました。美浜町の隣にある御坊市の日高高校生の皆さんと私たちでトークイベント、さらにみおラーメンのデモンストレーションを行い、300杯限定でみおラーメンを提供しました。今回は特別に「カナダポーク」を使ったチャーシューを使用。この日はなんと来場者数が20万人を超える大盛況の日! 会場はすぐにいっぱいになり、多くの方にみおラーメンを知っていただくことができました。「三尾の交流人口を増やしたい」、「移民の歴史を通したカナダとのつながりを、また強くしたい」。そんな思いから始まったみおラーメン。今回のイベントは、その思いを形にできたとても特別な日になりました。
